やわらか杏仁日記

声オタからドルオタにジョブチェンジ

KOYA-MAP vol3 チョコレートガールズ

 小山剛志プロデュースのお芝居があったから、また行ってきたわけだ。
 http://www.koyamap.com/

 今回は、潰れかけた喫茶店の4姉妹をアイドルとしてプロデュースすることで、立て直すストーリー。
 4姉妹に歌や笑い、フェロモンなどを教えて行く過程は、ショーとしての面白さであり、テーマ的にも軽く心には若干足りないが、ひじょうに楽しい時間を過ごさせていただきました。

 以下、ストーリーと言うより、役者ごとの印象をつらつら。

 ますは中村繪里子。役自体も序盤の外見まいこ先生、中身ルー大柴的なお笑いの役から後半の明るめの役まで1粒で2度美味しいとはこれまさに。ファン的にも小山プロデューサーに「プロデューサーさん」と呼ばされたり、ズコーがネタにあったり面白かったです。
 ただ、自分が見た回はちょっと声がイマイチだった印象で、初舞台かつ連日の公演で疲れてたのかな? 舞台上の動き、楽しませようと言う心は舞台向きとも思えたので、声云々も経験で強くなったうえで、これからも舞台に上がってくれると嬉しいなぁ。

 下川はメインヒロインとして活躍。影のある女性ながらギャグシーンをこなしてたり、歌唱力があったりされてました。元リアルアイドルだし、芸歴からもさすがといったところ。また、チェキッ娘時代の歌を舞台中に要所で使われたりと、たぶんファンには嬉しかったのではないでしょうか?
 ああ、あと、下川、中村先生の二人は歌のシーンは動きが大きく、今回は小さい小屋とは言え後ろの客席にも見える様な振り付け。さすがです。

 伊瀬茉莉也はマイケル好きのヤンキー、明坂聡美は電波ちゃんと、芝居的にはかなりインパクトのある役を公演してらっしゃいました。電波ちゃんは普通に可愛かったナ。

 桜塚やっくんですが、お笑いの先生としてのコンビの頃のネタを普通に披露。けっこう面白かったぜ。
 ただもうちょっと植田 浩望としての役も見たかったですが、これは他のお芝居を期待と言う事か。

 高乃麗はサスガとしか言い様がない。舞台に現れると、一気に安心感が出る。今回新人が多い中で要所要所を締めてられました。さすがおっかさんです。やっぱこういうベテランさんの演技を生で見れるってのはお金を払う価値があるなぁ、とシミジミ思いました。
 そして、タチバナ・マリアなどの帝国歌劇団ネタには、おおいに笑わせてもらいました。

 そして、今回のMVPは石井真。初舞台だって、最初気がつかなかったぜ。濃い役で笑いをとりながら司会進行。経験の低い役者さんがが舞台上に一人にならないように出番が配慮されていた印象を受けましたが、彼は普通に任せられてた印象です。

 最後に小山アニキ。まずこの芝居をありがとう。全体をまとめつつ今回も出番が多いのはさすが。また、他の役者の中の人ネタが入りつつも、全体としてイヤらしさもオタネタ寄ってた感もなく、その辺のバランス感覚はうまいなぁ。

 そんなわけで楽しさと言う点でなら、ハズレの無い小山剛志イベント。これからも期待したいです。